院内では吸入を行っておらず、薬液を処方箋でだして、クリニックから機械を貸し出して、自宅で治療をするやり方を導入しています。

その理由は
① 感染対策の観点
② 吸入の効果が持続する時間が数時間と短い

吸入はご自宅で行っていただくことで、治療効果がぐっとあがります。
頻回に吸入器を使用される方は購入をお勧めしています。
1万程度で購入できます。(当院に在庫があればご購入いただけます。)

<なんで吸入が効果的なの?>
ウイルス性上気道炎から「ぜーぜー」と呼吸が苦しくなって、横になると咳で眠れないということはよくあります。

そんな時に気管支(空気が通る道)に炎症があって、それが原因で気管支が細くなってしまい、呼吸が苦しくなっていることが多いので、炎症を抑えるステロイド剤、気管支を拡張させる薬が効くことがあります。

ステロイド剤は飲み薬で飲むととても効果が高いのですが、副作用もあり長期間使うことはできません。

一方で吸入のステロイド剤は炎症がある気管支にダイレクトに作用するので効果が高く、ある程度の時間つかっても飲み薬ででるような副作用は出にくいのです。

<どんな機械を使うの?>
当院では従来の電動式の吸入器の貸し出しとエアロスペーサーの販売を行っています。

0歳~1歳半くらいまでは電動式の吸入器が使いやすいですが、それ以上の年齢ですとエアロスペーサーが便利です。

電動吸入器は薬の液を容器に入れて、噴霧して使います。
エアロスペーサーはスペーサーに薬液をはめ込んでプッシュして透明なスペーサー部分に薬を充填して、マスクを顔にあて、充填した薬を呼吸とともに吸い込むような使い方をします。
エアロスペーサーの使い方はこちらから

 

PAGE TOP