年長さんになったら接種できるワクチン

ワクチンのラッシュだった1歳まで
しばらく定期のワクチンがなかったので、ついつい接種を忘れてしまいそうになる
大事なワクチン
麻疹風疹(公費)、おたふく(自費5000円)、三種混合(自費5000円)、ポリオ(自費9000円)
について
(麻疹風疹は予診票をお持ちください。自費のものはこちらにいらしてから予診票の記入をお願いしています。Webからすべて予約可能です。当日でも在庫があれば接種可能です。お問い合わせください。)

麻疹・風疹ワクチン(公費で無料)
麻疹と風疹に対するワクチンが混合されているものです。
1歳の時に1回と年長さんで1回接種することで免疫が獲得できるといわれています。
麻疹はかかると高熱、肺炎など重症化しやすいことが知られています。
風疹は麻疹ほどの重症度はないにしても、妊婦さんが罹患すると赤ちゃんに大きな影響があることが知られています。
これは公費なので予診票が届きます。

おたふくワクチン (自費 5000円)
おたふくかぜは耳下腺、顎下腺が腫れて、熱がでます。食事が取りにくかったり、腫れがある間は出席停止となり割と長い期間お休みを強いられます。
こちらも1歳の時に1部自費で接種できるもので、一般的にワクチンの免疫獲得率は低めのワクチンですので、2回の接種が、発症予防には重要になります。

三種混合ワクチン(自費 5000円)
三種混合ワクチンについてはこちらから
簡単に説明すると
百日咳に感染した人のうち6割以上が小中学生のこどもたちで、約8割の人が小児期に4回ワクチンを接種していたそうです。

百日咳は名前のとおり、長期間咳が続く感染力の強い感染症です。
咳が続くことで生活の質が圧倒的にさがりますし、乳幼児や小児に感染すると肺炎や脳症といった合併症を招いたり、ときには死に至ったりする危険な病気です。
四種混合ワクチンが2か月の赤ちゃんから実施できるようになりましたが、免疫が付く前の赤ちゃんがかかるとかなり危険です。

現在の公費定期接種に加えて、小学校に上がる前(5-6歳)での追加接種
もしくは、11歳~13歳未満で行われる定期接種の2種混合(DT)ワクチンの代わりにこの三種混合(DPT)ワクチンを接種を小児科学会は推奨しているというわけです。

残念ながら必要性は医学的にわかっていても現段階では公費となっておらず、ご家庭の方針で接種するか?は判断するという形になります。

ポリオワクチン(自費 9000円)
ポリオワクチンについてはこちらから
ポリオウイルスに感染した場合、手足のマヒを引き起こし、有効な治療法がないのです。
四種混合4回接種していても、就学前には免疫が下がることがわかってきて、年長になったらワクチン接種が推奨されています。
こちらも推奨されているにもかかわらず、公費になっていないのが現状です。

四種混合=三種混合+ポリオ
なのになんで年長さんだけ、三種混合とポリオを2本の注射にわけなければらならいのか?
本当にそう思います。
注射の本数を減らしたい、めちゃくちゃ思います。

現在のワクチンの適応には四種混合は4回までしか打てないという決まりがあります。
年長さんは5回目接種にあたるので四種混合は使用できないというわけなのです。
決まりを早く変更してくれないか・・・と強く感じますが、現段階では分けて打たざる得ない状況になっています。
痛い思いが1回増えてしまうけれども、必要性を考えたら、接種しておくことをお勧めします。

 

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